槇野進也YOGAダイアリー
ヨガ指導者がつづる 健康と幸せの流れに乗るブログ
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DATE: 2010/04/08(木)   CATEGORY: 読むYoga&Massage
ソトヨガと裸足
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 日本では津々浦々で桜が咲き誇っていますね。






 皆さんにオススメしたいことがふたつあります。
ひとつは“ソトヨガ”です。野外でするヨーガのこと。


 ヨーガのいいところのひとつは、
どこででもできるということ。








 部屋のなかでのヨーガの稽古のときは、
カラダという小宇宙を探求するような感覚になります。
カラダもより精妙になっていきます。


 野外で行なうと大自然のなかにいる自分が感じられます。
カラダの動きもよりダイナミックになっていきます。


 いずれにせよ素晴らしいですね。






 野外でやるときは天候に左右されやすいことが欠点といえるでしょうか。
風雨や寒暖が激しいときはやはり屋内のほうが集中できるでしょう。
夏の野外では蚊に襲われるときがありますね。




 ですから、いまの季節や秋は最高です。
夏期の早朝や冬期のポカポカ陽気のなかとかもいいですね。
また、満月の夜は神秘的です。
日の出、日の入りの際も感動的です。






 私の家のすぐ近くの高台には神社があって、
近頃はそこで毎日のようにソトヨガをしています。
広々とした境内には桜が枝ぶりも美しく咲いています。
空気が澄み切ったときには富士山も見えるのですよ。




 皆さんも身近でお気に入りの場所が見つかるといいですね。








 そして、もうひとつのオススメがあります。
土や芝生の上で裸足になってヨーガをすること。


 靴を履いて状態よりも、
裸足のほうが何十倍もの刺激が足裏から入ってきます。
大地からのエネルギーも力強く入ってきます。
足裏のマッサージが健康に良いことは周知ですが、
裸足で野外を歩くだけでも充分な効果があるのです。








 これからの季節、裸足でソトヨガやってみませんか。











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DATE: 2010/02/27(土)   CATEGORY: 読むYoga&Massage
制感・凝念・ 静慮・三昧



 
 ヨーガ行者はバランスのとれた、
穏やかな内なる世界を求めています。




 その一方で外界は、私たちを刺激して止まない
ありとあらゆるものであふれかえっています。






 第5【制感(プラティヤハーラpratyahara)】




 第5の制感とは外の世界から
眼、耳、鼻、舌、身を入り口とした感覚を引き戻すことです。
甲羅の中に首や四肢を引っ込める亀のように、
外界の刺激や影響を閉め出し、内界が乱されないようにするのです。
 







 第6【凝念(ダーラナdharana)】
 第7【静慮(ディヤーナdhyana)】
 第8【三昧(サマーディsamadhi)】




これらは、ヨーガ八支則の中の瞑想部門です。






 ヨーガの瞑想は「精神集中」がポイントとなります。
そのためにも集中する対象をひとつ定めます。
ヨーガ・スートラでは、その対象は
「自分にとって好ましいもの」で良いとしています。




 禅では数息感や公案禅をやります。
息を数えること、難解な問いに集中するわけです。
トラータカという瞑想法があります。
ロウソクの炎などを凝視する方法です。
他にもマントラ(聖音)や、神仏、特定のイメージや思考、音、など、
どれかひとつの対象にココロを集中させていくのです。








 ココロは瞬時あちらこちらさまよっています。
そのさまよえるココロをひとつの所にとどめて動かないようにすることは、
暴れ馬を飼いならすほどの難しさがあると例えられています。




 瞑想をはじめるとまるで酔っ払った猿のように落ち着きのない
ココロの動き、雑念や妄想に、気持ちが挫かれるかもしれません。
それでもけっして短気を起こさず、たゆまず、根気よく実践していくのです。








 ココロをひとつの対象にしっかりと固定します。
精神統一ですね。そして対象とひとつになるような段階を経て、
ココロの働きが全面的に静止してしまうとき、
三昧(サマーディ)と呼ばれる状態に至ります。
仏教では「空」と呼ばれる、自我を超えた境地です。







DATE: 2010/02/24(水)   CATEGORY: 読むYoga&Massage
体位法と調気法







一、禁戒 二、勧戒 三、体位法 四、調気法 五、制感 六、凝念 七、静慮 八、三昧







 禁戒・勧戒という道徳的部門から第3の体位法へ。
いよいよここからヨーガの実質的な実践がはじまります。












3【体位法(アーサナasana)】
 




 アーサナとは元々、瞑想をするための「坐法」を意味しました。
瞑想は静かに坐ることが基本です。
ヨーガ・スートラでは、アーサナは以下のように明瞭に定義されています。




「坐法は安定していて、快適なものでなくてはならない」(Ⅱ-4)






 しかし、私たちがひとたび静座を試みるならば、
たちまち膝は痛み、足はしびれ、背すじは曲がり、
カラダを動かさずにはいられなくなります。


 古代インドの人々も同様だったのでしょう。
また、厳しい瞑想修練のために
カラダを害する修行者も続出したものと思われます。






 長時間坐り続けられる、強靭でしなやかなカラダづくりのために、
人々はカラダを前屈したり、反ったり、ねじったり、逆立ちしたりという、
様々なポースを考え出したのです。
 筋骨格や内臓、神経系を整え、めぐりや解毒を促進させ、
ホルモン系や免疫系にも働きかける効果があります。
こうしてハタ・ヨーガが誕生しました。
代表的なポーズだけでも100種ほどあります。















4【調気法(プラーナーヤーマpranayama)】







 安定した快適な坐法が完成したら、第4の調気法に進みます。
ここでは吸う息と吐く息をコントロールしていきます。
呼吸法などの方法を実践します。





 呼吸法の狙いは呼吸をコントロールしながら、
より精妙なプラーナをコントロールすることにあります。






 プラーナとは、気、宇宙に満たされたエネルギーのことであり、
呼吸という働きによって、人はそれを生命エネルギーに変えるとされます。

 
 またヨーガでは、このプラーナが流れる不可視の気道が、
人のカラダに7万2千本あるといわれ、
その中で、背骨を貫く気道が最も重要とされているのです。






 ヨーガ・スートラでは
「プラーナーヤーマを行ずる事によって、
心の輝きを覆い隠している煩悩が消える」
(Ⅱ-52)
と述べられています。











 体位法も調気法も、ヨーガ・スートラ以降に発展した
ハタ・ヨーガにおいて大成し、その具体的実践法が現在に伝えられています。







 続いて、第5の制感に進みます。










 
DATE: 2010/02/21(日)   CATEGORY: 読むYoga&Massage
ヨーガ実践の八支則




 『ヨーガ・スートラ』では、ヨーガの実践として段階的な八つの部門を示しています。
これを「八支則(アシュタンガー)」と言います。
日常の生活で行なう道徳律から始まり、
最終的にはサマーディ(悟りの境地)に至るまでの部門を示したものです。




 「ヨーガの諸部門を修行していくにつれて、次第に心の汚れが消えていき、
それに応じて叡智の光が輝きを増し、ついには弁別智が現われる」

(ヨーガ・スートラ Ⅱ・28)




一、禁戒 二、勧戒 三、体位法 四、調気法 五、制感 六、凝念 七、静慮 八、三昧





 「八支則」は第1が禁戒、第2が勧戒と道徳的部門から始まります。
ヨーガは調和とバランスを重視します。
それは宇宙や自然、社会との関係においても同様です。
以下の戒律をヨーガ修行者はみずから守ろうとします。






1【禁戒(ヤマyama)】




1.非暴力(アヒンサーahimsa): 行動や言葉、思いも含めて、自他を傷つけないこと。


2.正直(サティヤsatya): 嘘をつかないこと。

 
3.不盗(アステーヤasteya): すべてのものを盗まないこと。


4.禁欲(ブラフマチャリヤbrahmacarya): 性的に清らかであること。
自然の理にかなった生活をすること。


5.不貪(アパリグラハaparigraha): 生活の中で、必要以上の物を所有しないこと。
どん欲をおこさぬこと。





 
 これらは仏教の五戒とほぼ同じです。
 禁戒を実践することで、
修行者の社会的関係に平安が訪れます。
そして大きなエネルギーが解放され、
さらなる実践に注ぎ込むことができるのです。










2【勧戒(ニヤマniyama)】





1.清浄(シャウチャsauca): 身体と心を清らかに保つこと。


2.知足(サントーシャsamtosa): 足るを知ること。 


3.苦行(タパスtapas): 強い心で熱心に、自己を鍛錬すること。


4.読誦(スバディヤーヤsvadhyaya): 聖典や経典を読み、唱え、
自己を啓発すること。


5.神への祈念(イーシュバラ・プラニダーナisvara-pranidhana): ヨーガの修行や
人生における気高い目的が完成することを神に願うこと









 禁戒、勧戒はたいへん初歩的なことでありながら、
完璧に遂行するのは並大抵なことではないという両側面を持っています。






 例えば『ヨーガ・スートラ』には「非暴力(アヒンサー)の戒行に徹したならば、
その人のそばではすべてのものが敵意を捨てる」
(Ⅱ・35)
の一文があります。






 ガンジーはアヒンサーを自らの信条とし、
政治的旗印としても掲げました。
ですが、ガンジーですら最期は銃弾に倒れたのです。
 そのことを思うと戒を貫く厳しさが伝わるのです。
完全ではないにしても、アヒンサーがインドをひとつにまとめあげ、
独立へと導く力をガンジーに与えたと見ることもできます。





 八支則は段階的でありながら、らせん状に円環しています。
八つの部門を一巡したら、再び第一の禁戒に至るのです。
また、これらのひとつでも完全に成し遂げることができれば、
サマーディの境地に至ることができるとも言われています。




 続いて第3の体位法(アーサナasana)に進みましょう。













DATE: 2010/02/19(金)   CATEGORY: 読むYoga&Massage
『ヨーガ・スートラ』
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『バガヴァッド・ギーター』を読む行者






 前々回ではヨーガの種類をあげてみました。
これら伝統的ヨーガを理解するうえで
特に重要と思われるふたつの書があります。




 それは『バガヴァッド・ギーター』と『ヨーガ・スートラ』です。




 『バガヴァッド・ギーター』は聖書やコーランに次いで、
世界で最も読まれている書物です。
かのマハトマ・ガンジーが座右の書としていた、インドの聖典です。




 一方の『ヨーガ・スートラ』は、
ヨーガにおける最も権威のある書とされています。
ヨーガを真剣に志す人にとっては必須の書になるでしょう。








 ここでは、この『ヨーガ・スートラ』について簡単にご紹介します。




 『ヨーガ・スートラ』の成立は2世紀から5世紀頃、
紀元前から古代インドに広まっていたヨーガの
叡智や技法を体系付け、編纂されたものです。
編者はパタンジャリと伝えられています。




 例えば古代中国の歴史書『史記』などと比べても、
成立年代や著者(編者)があまりにあいまいなのは、
インドの価値観によるものが大きく、
大切なのはその書物が伝統を受け継いでいるかどうかなのです。






 『ヨーガ・スートラ』は、ここにあげた書物のなかでは、
極端に少ない195の短文(スートラ)のみで成り立っています。
それだけにひとつひとつのスートラの濃縮度は非常に高く、
非常にシンプルなのです。


 歴史的に師弟関係のなかで伝承されたヨーガですので、
ひとつひとつのスートラが師から弟子に注釈されながら、
口伝されていったのだと思われます。
日本でも能などの伝統芸能でこのような師弟関係が見られます。






 『ヨーガ・スートラ』は冒頭で


「ヨーガとは心の作用を止滅させることである」


と簡潔に定義しています。
 ここでもわかるように、ヨーガ・スートラの主題は
心のコントロールであり、心の科学なのです。


 ココロという曖昧模糊なるものを言葉で説明しようという努力を
ヨーガ行者たちは怠りませんでした。
私はそこに感銘を受けてやみません。






 『ヨーガ・スートラ』はおよそ次の4章の構成からなっています。


第一 哲学的基礎
第二 実践理論
第三 ヨーガ修練の成果
第四 心の展開等についての理論




 このなかでも愁眉なのが、
8段階のヨーガの実践システムを定めたことでしょう。


一、 禁戒
二、 勧戒
三、 坐法
四、 調息
五、 制感
六、 凝念
七、 静慮
八、 三昧





 このシステムのことは次回に譲りたいと思います。








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